【海外ミーム】「Sanic Hegehog」の起源・元ネタを解説

2020年7月5日

どうもこんにちは。管理人のケシトリです。

今回はGotta Go Fastなミーム、Sanic Hegehogについて解説していきます。

Sanic Hegehogとは?

Sanic Hegehog(サニック・ヘジホッグ)とは、人気キャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が、見るも無残な姿になってしまったイラストのこと。

あのかっこいいデザインのソニックが、一体どうなってしまったのかというと…

いや、なにわろてんねん。

なんてみすぼらしい見た目だろうか。つらい。あと耳が迷子である。

これじゃ音速を超えるスピードなんて到底無理。せいぜい良くて時速4キロだろう。

本家と比べて「色合い以外全然違うやん!」と物申したいが、でも割と特徴は捉えられている…

…というのが、このサニック・ヘジホッグである。

Sanicの元ネタ

2010年3月、0nyxheartという名のYouTuberが投稿した「HOW 2 DRAW SANIC HEGEHOG」が元ネタである。(以下は再アップされたもの)

音割れした「グリーンヒルゾーン」をBGMに、MSペイントを使って描かれたこのソニック。

タイトルに「サニック・ヘジホッグの描き方」と題してある通り、徐々に浮かび上がるその姿はソニックではなく、珍妙な別物のクリーチャーだったのだ。

この強烈な見た目が海外で大人気となり、様々なネット・ミームやファンアートが作られていったのである。

※その後0nyxheart氏は、恐らく著作権上の理由から元の動画を削除してしまったが、多くのファンがこの動画を再アップロードしている。

Sanicのその後

2012年9月には、SANIC EVENCHUR TOOという非公式のゲームが登場。

これは壁・地面・天井全てがSANICのイラストで構成されたステージをただひたすら徘徊するだけという、深層Webにありそうな謎すぎるゲームである。

また所々にSANICの親戚、Gotta Go Fastが友情出演している。

こちらからDLできるが、見た通り完全に怪しいので自己責任で…

2017年には、なんと公式からもSANICが登場する事態に。

同年11月発売の「ソニックフォース」のDLCとして、SANICが描かれたTシャツが配信されたのである。

これはゲーム内のアバターで着せ替えが可能なアイテムで、色は緑以外にも黄色と紫のバージョンが存在している。

2019年には映画「ソニック・ザ・ムービー」の予告編が公開されたが、「キャラデザが酷い、化け物だ」という声が後を絶たず大ブーイングが発生。

その結果、公式が最終的にソニックのデザインを変えたという事件は、皆さんもご存知ではないだろうか。

当時映画を風刺するインターネット・ミームが数多く作られていたが、その中でもSANICパワーは非常に大きく、キャラデザ反対運動では一役買った存在と言えるだろう。

↑インターネット・ミームの力、恐るべし。

ソニックファンの数だけ、サニックファンも存在するのかもしれない…と感じた出来事である。

豆知識

・biffed it:自分のミスが原因で怪我をすること。