【海外ミーム】「Monkey Puppet」の意味・元ネタを解説

どうもこんにちは。管理人のケシトリです。
今回はモンキーなミーム、Monkey Puppetについて解説していきます。
Monkey Puppetとは?
Monkey Puppetとは、ある教育番組で登場したサルの人形が、ぎこちなさそうにしている画像のこと。
教育番組の人形とは思えない、かなり味のある表情である。
自分のケータイが機内モードになっていなかったのを、墜落する瞬間に気づいた時
↑あっ…(察し)
上の画像が一番有名な形式だが、他にも様々なパターンが存在し、下はリアクション画像としてよく使われている。

↑汎用性は高め。
Monkey Puppetの元ネタ
このパペット人形は、NHKで1959年から1988年までに放送されていた教育番組「大きくなる子」が元ネタ。
大きくなる子にはいくつかシリーズがあり、このサルの人形は1984年から1985年の「とらのだいすけ」の回で登場した。
中でも「とらのだいすけ」は特別で、1980年代の後半から中南米地域でもスペイン語吹き替え版が放送されていた。(詳しくはWikipwdiaを参照)
(ちなみにこのサルの人形を担当した、日本版の声優はなんと杉山佳寿子。ハイジやコロ助を演じた名声優である。)
ミーム化の起源
2008年、YouTube上にスペイン語版「とらのだいすけ」の第9話が投稿される。
その後何年か経過し、スペイン語圏にてNo Ahora Porfavor(英語でNot now please)と文字が入ったミームが流行したのがきっかけ。
画像引用:Know Your Meme
レジに並ぶのを任されたが、親がいないのに列のスピードが速くなった時:「助けて!!!」
↑これは泣きます。
2016年3月にはオリジナルシーンがYouTube上にアップされ、数日後にはT13と呼ばれるチリのニュースサイトで、このミームに関する記事が作成された。
これを見るに、2016年3月時点で既にスペイン語圏では流行していたことが伺えるが、何がきっかけでこのミームが広まったかは明らかになっていない。
一方、ぎこちない表情をしている画像は、2016年5月の以下のツイートが初期とされている。
画像にはMR FABIANという透かしが入っているが、残念なことに元のMR FABIANのFacebookからはこの投稿は無くなってしまっている。
この投稿から数日後、Instagramにもこのミームが投稿され、今日までに6300以上のイイねが付けられている。
英語圏でこのミームが使われるようになったのは、2016年の7月頃。
何年も経過した今でも、その使いやすさからかDead Memeとは見なされず、英語圏では現在進行中で人気のミームである。
使用例

モンキーパペットの声優が杉山佳寿子だったと知った時のオレ:
↑実は…そうなんです。
豆知識
・watermark:透かし
・JAJAJAJA:スペイン語で「wwww」を表す言葉。
・サルの名前はペドロ(Pedro)。スペイン語およびポルトガル語の男性名。