【海外ミーム】「Directed by Robert B Weide」の意味・元ネタを解説
どうもこんにちは。管理人のケシトリです。
今回は「見たことあるけど元ネタが何なのか分からないミーム」の代表格、Directed by Robert B Weide(Curb Your Meme)について解説していきます。
Directed by Robert B Weideとは?
Directed by Robert B Weideとは、アメリカで人気のドラマCurb Your Enthusiasm(邦題:ラリーのミッドライフ★クライシス )が元ネタ。
Curb Your Enthusiasmは日本語で「熱意を抑えよう、こだわりは程々に」という意味。
主演のラリー・デヴィッドが、主人公のラリー・デヴィッドを演じるドキュメンタリー風コメディである。
(な… 何を言ってるのか わからねーと思うが…)
このドラマは生活のリアル感を出すために台詞のほとんどがアドリブで構成され、モキュメンタリ―と呼ばれる撮影手法を用いている。
ドラマの中でラリーはこだわりが強い変なおじさん役として、日常生活で起こる色んなハプニングを目の当たりにするというのが本作の内容。
そして毎回ラストの気まずい状況やぎこちない雰囲気のシーンで、例のエンディングが流れてくるのである。
ミーム化の起源
Curb Your Enthusiasmの放送開始は2000年。当時からエンディング曲は変わらず、今でもLuciano Micheliniの「Frolic」が使われている。
ミームとして初めてこのエンディングが使われたのは2008年のこと。使われているのは1995年の映画「セブン」のラストシーンである。
ネタバレを避けるため詳細には触れないが、衝撃のラストシーンがまるでコメディ映画となってしまっている。
2011年には「ミストのエンディング・Curb Your Enthusiasm版」という動画が投稿された。
↑知る人ぞ知る、とんでもなく鬱で有名な映画のラストシーン。
こちらの悲劇的なシーンも、例のBGMのせいでコミカルな仕上がりに。色々悲しい。
その後何年か経過してから、このエンディングは本家と同様に、「何か不穏な状況でのテーマソング」として使われるようになる。
2015年のアメリカの人気コメディ番組「Saturday Night Live」にて、客演として登場したラリー・デヴィッドにとって、お馴染みのエンディングが付けられたミームが火付け役とされている。
同じ年の12月20日、ミス・ユニバース2015の優勝者を誤発表するというハプニングが発生。するとその翌日、やはりあの例のエンディングのミームが投稿された。
↑これは…かなり気まずい。
その後の2017年や2018年でも様々なCurb Your 〇〇なミームが作られ、今でも時々Meme Compilation系の動画に入るほどの人気ミームとなったのである。
↑動画を撮影していた反体制派が、 シリア軍の戦車に見つかってしまったシーン。完全にアカン。
余談だが、管理人は映画「ミスト」を小学生の時に興味本位で見てしまった。
お察しの通り、今でも鮮明に覚えているほどトラウマ。
トラウマ過ぎてウマになりそうだ。(?) おすすめはしない。
豆知識
・Enthusiasm:熱意
・Directed by~:監督
・このミームを見たい場合は、Directed by Robert B WeideではなくCurb Your Memeで検索するのがおすすめ。