【海外ミーム】「Coffin Dance」の意味・元ネタを解説
どうもこんにちは。管理人のケシトリです。
今回は2020年のベストミーム、Coffin Danceについて解説していきます。
Coffin Dance(棺桶ダンス)とは?
Coffin Dance(棺桶ダンス)とは、黒人の方々が棺桶を担ぎながら、ノリノリなEDMで踊るミームのこと。
サングラス+スーツ+謎の帽子というユニークな服装をした男たちが、棺桶を肩に乗せダンスを披露するという、何ともシュールなミームである。
そもそも「棺桶を担いで踊る???」なんて、日本では考えられない光景。
このミームは何かが失敗した時、もしくは事故映像のオチとして使われている。
そのため動画に登場する棺桶ダンサー達は、もはや死神の化身。
彼らの出現が意味する事…それは即ち死なのである。(お…恐ろしや…)
棺桶ダンスの元ネタ
この棺桶を担ぎながらのダンスは、ベンジャミン・アイドゥーの率いる「Nana Otafrija Pallbearing and Waiting Services」という企業が、2010年ごろから始めた新しいサービスだ。
もともとガーナなどのアフリカの国では平均寿命以上で亡くなると、長く生きたことを祝いつつ故人を送るという風習が存在する。
2015年に初めて、この棺桶を担いで踊る葬儀の動画がネットに投稿され、一躍話題に。
その後BBC News Africaが、2017年にGhana’s dancing pallbearers(ガーナの踊る棺付き添い人)というドキュメンタリー動画を投稿。
現在最もよく使われている棺桶ダンスの素材は、この動画から来ている。
棺桶ダンスで使われている曲
ちなみにこのMemeで使われているBGMは、2010年のEDMソング「Tony Igy – Astronomia」。
よく使われているのはRemixバージョン、「Vicetone & Tony Igy – Astronomia」である。
棺桶ダンスが人気になった理由
大手海外ミーム情報サイトKnow Your Memeによると、
2020年2月にTikTokで投稿された「スキージャンプに失敗→棺桶ダンス」という動画が、最初期のミームとされている。
だが実のところ、現在のAstronomia+棺桶ダンスという形式が初めて作られた動画はまだ明らかになっていない。
この翌週、TikTok上で爆発的な人気ミームとなり、Twitterやインスタグラムでもこの形式が大きく拡散され、様々なCoffin Danceミームが作成された。
失敗のオチというだけではなく、ギリギリで危険を回避するとキリストが踊りだすという派生ミームや、棺桶ダンスが失敗→更に棺桶ダンス…など多彩である。
※海外の棺桶ダンスミームの中には、しばしば本当にヤバめな事故動画も含まれているので、視聴には十分注意して楽しもう。
あの大統領も棺桶ダンス!?
2020年5月26日、なんとあのトランプ大統領も、自身のFacebookにこのミームを投稿した。
というのも、今年秋に迫る米大統領選、ライバルのバイデン氏があるインタビューにて、このように発言したのがきっかけ。
“If you have a problem figuring out whether you’re for me or Trump, then you ain’t black."
「僕を支持するのかトランプを支持するのか迷っているのなら、その人は黒人じゃない」
これは絶好のチャンスと考えたのか、かなり皮肉の効いた動画になっています。
現在動画の再生回数は1000万回を突破中。流石としか言いようがありません。笑
豆知識
・Dancing Pallbearers:ダンスしながら棺を担ぐ人。
・Astronomia:天文学。