【海外ミーム】「HEHE BOI」の意味・元ネタを解説

2020年2月22日

どうもこんにちは。管理人のケシトリです。

今回は海外ミームの中でも特に有名な、HEHE BOIについて解説していきます。

HEHE BOIとは?

HEHE BOIを日本語で訳すとすれば、「へへっ…どうよあんちゃん…」の意味に近い。

HEHEは文字通り「へへへ…」という笑いを表している。

BOIは男の子を意味するBoyを意図的にスペルミスしたもので、男性以外でも使うことが出来る言葉である。

更に言うと、BOIは「誰かがアホな発言をした時に使う感嘆詞」でもあるそう。(詳しくはUrban Dictionaryを参照)

だがこの記事を読んでいるミーマーが恐らく想像するのは、このお方であろう。

あの有名なHEHE BOIは、2012年にBBC Good Foodチャンネルが投稿した動画「エインズリーのBBQバイブル ~ジャークチキン編~」が元ネタである。(動画で1:47~)

You pick up your palette knife, then work that into meat.

Give your meat a good ol’ rub. That’s it.

Nice and hot, hot and spicy meat. HE HE BOI.

パレットナイフを手に取り、肉と一緒に混ぜましょう。

お肉が美味しくなるようにね…ほら出来てきましたよ…

ナイスでホット、そしてスパイシーなお肉が…

ヘっへっ…どうだい兄ちゃん…

HE HE BOIの真実

一見すればただJerk Chickenを作っているだけ、そんな内容である。

しかし、これらの発言を細かく分析してみると…

・本来のJerkは「ぐいと引っ張る、ぐいと引くこと」、スラングでは「アホ、世間知らず」という意味。しかし、これにoffが付くと意味深…になってしまう。

・これを意図してなのか、彼の「give your meat a good ol’ rub」という発言は、上のJerk offとほぼ同義の下ネタジョークを表す。

・また、「Hot and spicy meat」もスラングだと「Sexyでホットな男性器」という意味になる。

つまりこれらの発言は、BBC公式チャンネルの料理動画であるにもかかわらず、見方を変えれば下ネタのオンパレードなのだ。

こんな事を言いながら、平然とジャークチキンを特製マリネードで混ぜる、この怪しげな料理人…

彼は一体何者なのか?

彼の名は…Ainsley Harriot(エインズリー・ハリオット)だ。

Ainsley Harriot(エインズリー・ハリオット)とは?

画像引用:Wikipedia

Ainsley Harriot(エインズリー・ハリオット)とは、イギリス人シェフ、エンターテイナー、TVプレゼンターである。

1957年ロンドン生まれ。身長は190cmと大柄。

彼は1995年から2000年、BBCで放送されていた料理番組「Can’t Cook, Won’t Cook」に出演し、それ以降は「Ready, Steady, Cook」で司会を務めた。

イギリスのお茶の間ではよく知られている一流シェフである。

彼はいくつかレシピ本も出版しており、多くが高い評価を受けている。

特にAinsley’s Caribbean Kitchen (エインズリーのカリビアンキッチン)に載っている料理はシンプルでありながら、どれも非常に美味しそうだ。食べたい。

上のジャークチキンの作り方も載っているので、気になる方は要チェックな一品である。

商品リンク:Amazon – Ainsley’s Caribbean Kitchen

ミーム化の起源

2010年頃に4chanのゲーム板に登場した、Ainsleyがサラダに黒コショウを振っている画像がTroll Faceに似てると話題になり、様々なコラ画像が作られていったのが起源とされている。

画像引用:Know Your Meme

↑何だか夢に出てきそうな風貌。

彼がインターネット・ミームとして人気を博した理由は、何と言ってもその表情にあるだろう。

画像引用:Ainsley Harriott – Know Your Meme

彼が浮かべる不敵な笑みは、さながらディズニー・ヴィランズのようである。

画像引用:Disney Deluxe

↑この中にAinsleyがいても違和感はなさそう。

使用例

主に何か悪いことを考え付いたとき、もしくはラッキーな事が起きたときに使われることが多い。

豆知識

Jerk Chicken:ジャマイカのチキン

参考サイト:Ainsley Harriot – Know Your Meme