【海外ミーム】「21st Century Humor」の意味・元ネタを解説

2020年10月24日

どうもこんにちは。管理人のケシトリです。

今回はクレイジー過ぎるミーム、21st Century Humorについて解説していきます。

21st Century Humorとは?

21st Century Humor(21世紀のユーモア)とは、様々なミーム素材・効果音によって作られるMAD動画のこと。

Gen z humorとも言われ、最近になって誕生した比較的新しい形のミームである。

…と言われても、言葉では中々イメージが湧かないと思うので、実際に現物を確かめてみよう。

…いかがだっただろうか?

これが21st Century humorである。いやどうしてこうなった。

素材として使われるミームも意味不明であるのに、それらが化学反応を起こし更なるカオスを生み出している。

視聴後に残るのは、まるで嵐が過ぎ去った時のような何とも言えない虚無感。

相当な海外ミーム好きでないと理解できないであろう、かなりの上級者向けなミームである。

ミーム化の起源

端的に表すならば、このミームはYouTube Poopの派生版と言える。

他にもMeme Overloadと呼ばれる、21st Century humorの前例となるミームが存在している。

一つの画像・動画に色々なミームネタを入れるという点で似ているが、このミームは21st Century humorほど慌ただしいモノではなかった。

画像引用:Know Your Meme

↑最近だとこんな感じ。

2010年頃から始まったMeme Overloadに対して、21st Century humorの形式が誕生したのは2020年4月のこと。

あのGoodnight girl, I’ll see you tomorrowで有名な、Twomadの配信にて登場した以下のミームが起源とされている。(動画の2:05:16~辺り)

※Goodnight girl, I’ll see you tomorrowの解説記事はこちら↓

よく使われる効果音・動画

21st Century humorで使われる効果音・動画の種類は膨大だが、今回はこの中でも特に主要なミームをいくつかご紹介する。

画像引用:Know Your Meme

Vine Thud Sound Effect

今や伝説の動画共有サービス、VINEを象徴する「ドゥゥン」という効果音は必須の素材。

特に21st Century humorでは効果音だけでなく、VINEで人気だった昔の動画もよく使われる。

Suspense Sound Effect

「!?」となるこの音は、Apple純正の動画編集アプリiMovieに入っていた効果音が元ネタ。

管理人も幼少期、YouTube用の動画を編集する際使っていたアプリであるため、何かとノスタルジーを感じる効果音である。

https://www.youtube.com/watch?v=x7IcPGaswBQ&ab_channel=NosferatuSoundEffects

Fart Meme Sound

めちゃめちゃヤバいオナラの効果音は、21st Century humorでは必ずと言っていいほど使われる。

口でわざとやったものか、それとも何かしらの道具を使って作られた音声かと考えていたが、実はある女性(!?)が実際にしたオナラである。

以下がオリジナルの動画だが、正直ショックを受ける内容なのでオススメはしない。

↑ええ…(困惑)

Calebcity Meme

かつて人気VINERだったCalebcityのミーム(Ayo The Pizza Hereとギターを弾くミーム)は、何かと出現頻度が高い。

管理人の体感だとAyo The Pizza Hereの出現率は100%であるため、もはや21st Century humor=Ayo The Pizza Hereとも言えるだろう。

Ayo, the pizza here!

Ow, n**ger! My ears burn…

※AyoはHey youの略語

↑My ears burnは耳が火照る、つまり「恥ずかしい思いをした」という意味。

Weed Card

Weed Card(マリファナカード)というVINEミームも、Calebcityレベルで登場する。

警察が「ドラッグを出せ!」と詰め寄るが、運転手は「Weed Cardがあるから大丈夫だぜ!」と言ってその場を乗り切り、警察と踊りだすというのが内容。

6秒という制約の中で面白い動画を作るには、これほどの勢いが必要だったのか…と感じるミームである。

↑あまり深く考えてはいけません。

Comically Large Spoon

こちらも上の二つ同様、VINEがインターネット上に残した遺産である。

一方の男性が「アイス食べていい?」と聞き、もう一方の男性が「スプーン一杯分だけな!」と答える。

しかしアイスを食べようとした男性が持っていたのは超巨大なスプーンだったため、めっちゃ食べられるやん…というミームである。

– Hey, dog, can I get some ice cream?

– Only a spoonful!

動画で登場した巨大なスプーンはこちらのリンクから購入できる。

お値段は$210ドル~と少しお高めだが、アイスを沢山食べたい方にはオススメである。(?)

Flightreacts Reaction

人気YouTuberのFlightreactsのリアクション映像も、21st Century humorでは頻繁に出現する。

彼はその独特すぎる笑い声から、Dolphine Laughと言われている。

↑喉にイルカが住んでる…?

Get Wi-Fi Anywhere You Go Ad Scam

こちらもVINE上で有名だった動画。ネタ動画or本当にVINEで流れていた広告だったのかは不明。

アプリを入れればWifiがどこでも手に入るぜ!」と言っているが、普通に考えればあり得ない内容である。

↑曲名はDr. Dre – The Next Episode (San Holo Remix)です。

おまけ:海外の反応

Imagine historians having to explain this in the future

将来歴史学者がコレを説明している光景を想像してみろよ

Forty years from now, this will be considered a dad joke

40年後には、「これが父親が笑ったジョークなのか…」って考えられちまうんだぜ

豆知識

・Generation Z:1990年代半ばから2000年代前半生まれの世代。今だと中学生~大学生辺りの年齢層。

・最初のデジタルネイティブ世代であり、小さい時からネットミームに慣れ親しんだ世代であることから、“21st century humor that gen z understand"と言われている。