【コラム】海外のMemeは日本だとマイナーなのか?

2020年6月23日

@Kettle227

どうもこんにちは。管理人のケシトリです。

突然ですが、皆さんは「インターネット・ミーム」という存在をご存知でしょうか。

日本でもある程度の方はご存知かと思われますが、英語圏だと知らない人はほぼいない、非常にポピュラーなインターネット文化です。

しかし、これが英語圏での「Meme」となると、途端に知名度が低くなるのではないかと感じています。

そこで今回は、日本でのMemeの知名度はどの程度なのか、自身の考えをまとめてみました。

そもそもMemeとは?

Meme(ミーム)とは、生物学者のリチャード・ドーキンス博士が1976年に著した本「利己的な遺伝子」の中で登場した造語です。

「人々の間で複製され、変異し、進化していくアイデアや情報」を意味します。

生物学的なミームとインターネット・ミームは区別されますが、一般的にMemeはインターネット・ミームを指す用語として有名です。

インターネット・ミームの形態は画像や動画、文章と様々ですが、画像の場合だとMeme「イメージマクロ」と呼ばれる形式が使われています。

画像の上か下、もしくはいずれかの場所にImpactフォントで文字を付けます。

これだけでMemeの完成です。誰でも簡単に作ることが出来ます。

↑センスは悪しからず…

この形式は現在でも使われていますが、今主流なのはDank Memeと呼ばれるものです。

Dankとは「ジメジメした、暗い」という意味になります。

この言葉は後に「高品質なマリファナ」の隠語となり、そこから皮肉の意が込められて「高品質で面白いミーム」を意味する言葉、Dank Memeが誕生しました。

この言葉はイメージマクロと、決まった形式が無いMemeとを区別するものとして使われています。

(余談ですが、Memeの生みの親であるリチャード・ドーキンスも、やはりMemeとして遊ばれてしまってます…)

検索数から見てみる

検索ボリュームの大まかな数値が分かるサイト「Ubersuggest」を使って、まず日本と英語圏でのmemeの検索数(一か月間)を調べ、人口の多い順で並べてみました。

人口約3億人のアメリカが、一番多い結果となりました。

しかし、これらの国の中で人口が三番目に多い日本は、総人口が500万人規模のシンガポール、アイルランド、ニュージーランドとほぼ変わらない検索数となっています。

この検索数から見るに、Memeは日本だとマイナーな存在…なのかもしれません。

Memeがマイナーな理由

では何故英語圏ではメジャーな存在であるMemeが、日本だとマイナーな雰囲気なのか?

これには3つの理由があると考えられます。

意味を理解するのが難しい

そもそも英語なので、英語を理解する必要性があります。

ほとんどのMemeは比較的平易な英語で理解しやすく、動画に関してもそこまで英語能力を求められるものではありません。

しかし一部のMemeだと、その壁を乗り越えた先で背景知識が必要な場合があります。

例えばこれ↓

海外ではポピュラーな、Nobody:というMemeの一つです。

Nobody:こちらの記事でも解説していますが、ここで使われているNo one「普通の人」のように使われています。

このMemeは普通の人と大学生を比べ、後者のおかしな言動によって生まれるユーモアを表現しています。

そしてこの「道路を歩いている大学生」は何を言っているのかというと…

大学生:「もうどうでもいいわ。あの車にぶつかれば、連絡(hit)が来ると思うし。」

…???

「どういうこと…?」となる人が大半だと思います。

これは「キャンパスバスに轢かれると学費が免除される」というジョークがアメリカでは有名らしく、それをなぞったミームなんだそうです。

このような内輪ネタは、日本に住んでいると中々見聞きするのが難しいです。

Memeが敬遠される一つの要因として、この「意味を理解する難しさ」があると思います。

面白さが分からない

上と似てますが、単純に我々からするとあまり面白く感じない時があります。

具体的な例を見ていきましょう。

これは2017年に登場した、Stonksと呼ばれるミームです。

お金に関する誤った判断をした時のジョークとして使われています。

Meme Manと呼ばれるCG顔の男性が腕を組み、背景には株式相場、横にはStonksと文字が書いてあります。

Stonksは正確なスペルではなく、正しくはStocks「株式」という意味です。

ここでは意図的にスペルミスをすることで、皮肉や面白可笑しさを表現しています。

また、上の文章の意味は以下の通りです。

母親が食べ物の支払いのために10ドル渡してくれたけど、お釣りを要求しなかった時:

上の説明を踏まえて吟味すれば、何か面白さを感じ取れるかもしれませんが、大爆笑とまではならないと思います。

日本語の方が面白さも理解しやすいため、特別海外の流行りにこだわる人は少ないのかもしれません。

情報が少ない、古い

Memeは世界中で毎日のように新しいものが生まれ、消えていく、非常にトレンドの変化が激しいコンテンツです。

カエルのぺぺやレイジ・コミックは一世を風靡したMemeですが、現在見かけることは少ないと感じます。

日本で「ミーム(もしくはMeme)」で検索をかけても、流行り廃れたミームが多いことから、「なんかよく分からないし、別に面白くなくね?」というイメージが定着しているのかもしれません。

一方で日本でもご存知の方が多いであろうDogeには、Swole Doge vs CheemsGo To Horny Jailといった、様々な派生ミームが誕生しています。

このトレンドを誰も話題にしないために、検索結果に「今流行りのMeme」が表示されないのも、マイナーな理由かもしれません。

本当にマイナーなのか?

これらの理由から、日本だとMemeの存在はマイナーなのでしょうか?

当たり前ではありますが、海外で日本のミームが流行ることはそんなに無いですし、日本でもこれは同じだと思います。

しかし、その知名度は世代ごとに変わってくると思います。

TikTokでも「#ミーム」というハッシュタグが存在しており、現在総再生回数は16億回を超えています。

一時期ではYouTube上で〇〇〇.exeと呼ばれる、海外のMeme素材をつなぎ合わせて作る動画が日本でも人気でした。

これを踏まえると、比較的若い世代からの知名度は高いのかもしれません。

おわりに

ここまで私自身が感じた、日本におけるMemeの存在についてまとめてみました。

当サイトでは日本の方でも楽しめるような、海外の面白ミームを主に扱っています。

もし興味を持って頂ければ、他の記事も是非見てもらえると幸いです。_(:3」∠)_

今回はここまで。ではまた。